Exuberant message
Jan20~Feb.1 2011 at SATO co.office                                  



























縁あって10日ほど通わせていただいた株式会社サトーさんの目黒本社。
会議室前の廊下には私の壁画のほか、現代美術など作家さんの作品がずらり十数点飾られました。展示は2代目社長を務められ、現取締役経営顧問の*藤田東久夫さんが発案されたのですが、藤田さんの著書『たった3行で会社は変わる』に、その理由が書かれているとの事で、私も読ませていただきました。興味深かったので少しだけ紹介させていただきます。

会社が成長するしくみ
不協和を見抜く眼力ー抽象画やオブジェは調和の感覚を鑑賞者に促すからいいのだ。バランス感覚も自然に養われる。その美しさはこれといって説明できないし、納得もできない。むしろ最初は困惑すら覚える。それなのに良いものは接するたびに違和感がなくなる。駄目なものはいつまでたっても受け入れられない(中略)音楽であれば不協和音はすぐ分かる。しかし目論見書や企画書は文字や図、グラフで上がってくる。だから経営者となるような人は、審美的な目を鍛える必要があるのだ。
会議室周辺は、考え裁断する場所なのだから、現代アートを飾るのがいいと思っている。

一見完璧を形どった企画書や物事に対して理由もなく違和感を感じ拒絶してしまう、理由を聞かれてもうまく説明できない。そのなんとなく嫌だという感覚は不調和を意味するそうです。形は完璧なので話を進めると不調和を感じたものは後で必ずボロがでる、そういった不協和を形式にとらわれずに感覚で見抜けるような審美的なセンスも経営人となるような人には必要だというお話がありました。
何かを目にして、好きか嫌いかはやはり人それぞれの好みが影響するかと思いますが、展示された作品を目にして、アートは良くわからないよ、なんていう話をしながらも社員の皆さんがあれこれお話されている姿が印象的でした。仕事をするためのオフィスという場所でこういったアクションが起きている事自体が面白いなあと。

社内には他にも様々な作品が展示されていて、社員さんがアフターファイブに立ち寄れるワインバーがあったり、タバコを吸わない人には毎月2千円の手当が出るなど、詳しい理由は本にも書かれていましたが、こういったユニークな取り組みが経営の向上につながっているそうです。

私は経営者とは真反対の人間かもしれませんが、理由は説明できないけれどなんとなく嫌だとか、そういう感覚がよくわかります。形式的には全く問題がないのにどこかで違和感を感じてしまうとき、自分が間違っているのかなとか、ネガティブなのかなと、ついつい思ってしまいます。
時々勘違いもあるので、自分の感じている感覚が単なる思い込みなのか真実なのか冷静になる必要がありますが、時々やっかいにも感じてしまうその感覚の中に、次に起こすべき行動のヒントが隠されているような気がしました。

sasu

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